光回線(MEC 光) 1Gbps のデータ転送が突然低速 (100Mbps) になるのを解決

私は最近までメッツ光 (100Mbps) を使っていました。それなりに満足していたのですが、昨今の高速化ブームに乗って ( 周回遅れで (^0^) ) 100Mbps から 1Gbps に回線変更を致しました。プロバイダーはBB excite を使っているので、そのまま excite MEC光を選択致します。回線開通当初に軽いトラブルがあり、サービスに連絡してその場で解決、なんとか 1Gbps 回線を使う事ができました。

ここで少し BB exicte の宣伝をしておきましょう。(一銭も、もらっていませんが ・・) 私は十年来の BB excite のユーザーで、価格最安ではないものの、とにかく安い事が気に入っています。サービスに連絡しにくいものの (一生懸命探さないとサービスの電話がわからない 。メールだとなかなか解決しない)  電話連絡すれば親身になって答えてくれますし (なんせ解決しないと電話を切らないものだから..)  必要十分な情報もくれます。安さと引き換えだと思えば、サービス不足も我慢です。MEC光回線の選択時も幾つか手続き的なトラブル、技術的なトラブルがあり、結局サービスに直接電話しました。手続き申請も1度ならず2度する事になりました。今回を含めて3度 excite のサービスに電話しましたが、嫌な思いをした事はありません。そのたびに長話です。多分 30分以上 話しています。まあ 10年間で 3度だから多いとは言えないでしょう。てな訳で 安価な上に必要十分なサービス なので今後も BB excite を使っていくつもりです。

BB excite MEC 光 回線速度を測定する

それでは、話を元にもどして 速度を測定 してみます

な感じで 1Gbps は出ていないものの、100Mbps は遥かに超えていますので、MEC光回線は 1Gbpsで繋がっているとみて間違いないでしょう。やれやれ、軽いとは言え、色々な種類のトラブルがありましたのでなんとか 1Gbps で繋がってほっとしました。ところが・・・・・その夜になんか回線が遅い気がして再度回線測定してみると

な感じになっています。これって おそらく回線速度100Mbpsです。どこかで間違って 切り替えてしまったかもしれないので、もう一度、機器の電源を入れ直したら 1Gbps になりました。やれやれ。所が時間が経つとやはり 100Mbps になります。もう間違いありません。自動的に? 100Mbpsに切り替わるんだと確信しました。デジャブを感じながら (過去に似た様なトラブルがあり未解決) .. ともかく原因を探さねば。

MEC 光 機器の構成

BB excite MEC 光回線を構成する機器を写真で示します。 光モデムGE-PON型 NTTから貸与)は NTT メッツ光 (100Mbps) 時代に使用していたのを流用です。1Gbps にも対応しています。次にルーターですか、MECでは、DS-Liteの「transix」という方式に対応している機器が必要です。Buffalo の WSR-1166DHPL2 が対応しています。新規にメルカリで安く ( 2K円強 )購入致しました。1Gbpsで繋がる上に 5G、2.4G の WiFi も使えます、合わせて、通信回線の故障なき事を祈願して近くの諏訪神社のお札です (^o^) 。 3点セットで部屋の片隅、本棚の上、光ファイバーの接続口に置いてあります。そこからフラットLANケーブル 10m弱を伸ばして

 

8ポートの1Gbps スイッチングHUB BUFFALO LSW4-GT-8NP/WH に繋がります。現行モデルはBUFFALO LSW6-GT-8NP/WH で、旧モデルですが、動作は同じだと思います。 従来は本棚の隅の方に配線を隠して置いていましたが、経験上 HUBは頻繁に LAN ケーブル を抜き差ししますので、長押 (なげし) に掛けて配線を解り易くしてみました。向かって一番右のポートがルーターから繋がっています。ちなみ一番左のポートはNASに繋がっています。

当然の事ながら、LANケーブルはメッツ光(100Mbps)時代の物を再利用します。

 

 

自動低速 (1Gbps→100Mbps) 切り替えの原因は

構成機器の結線図を示します。さて、本来 1Gbpsで全体が繋がっているはずですが、時間が経つと自動的に?100Mbps に切り替わってしまいます。なぜその様な事が起きるのでしょうか。結線図をみればあまりにも単純で一体どこが悪いかさっぱりわかりません。考えられる事は

(1) BB excite 側がなんらかの理由で(時間帯によって) 1Gbps → 100Mbps に切り替える
(2) 結線図 光モデム → ルータ (➀ 1Gbps通信) が 1Gbps → 100Mbps に切り替わる
(3) 結線図 ルーター → スイッチングHUB (➁ 1Gbps通信) が 1Gbps → 100Mbps に切り替わる

と大きく区分けできます。まず(1)で BB excite 側が切り替えているとなると、機器の電源再投入で治るはずがありません、ので (1) は否定されます。 もし (2) だとどうやったら分かるでしょうか、実は (3) が解れば自動的に (2) もわかります。(3)の場合は スイッチングHUB側が 入力を 100Mbps に制限する事が考えられます。スイッチングHUBの入力インジケーターは 低速時(100Mbps/10Mbps時→黄) 高速時 (1Gbps時 → 緑) 表示しますので、インジケータで転送速度がわかります。一方 (2) の場合は転送速度の制限はルータの入力側で行われますので、HUB入力側の転送速度設定は 1Gbps のままのはずなので、インジケータは緑のままのはずです。 結局、HUB側インジケータでルーター側 か HUB側が100Mbps 制限をしているか分かるはずです。でインジケータの色を見てみました。写真の一番右側のインジケータが “それ”です。右から 3つ目が 黄になっているのはディジタルTV (100Mbps転送速度) への出力です。

転送速度 1Gbps の場合のインジケータ表示

 

転送速度 100Mbps の場合のインジケータ表示

 

100Mbps 時に黄になっていますので、どうやら速度制限をしているのはスイッチングHUB側です。それではなぜ、スイッチングHUBが速度制限をするのでしょう。さっぱり分かりません。分からない時は分かる人に聞くのが一番ですので、Google 先生の登場です。まずはケーブル規格

ケーブル規格
規格 通信速度 伝送帯域 シールド有無 コネクタ
CAT.5 100Mbps 100MHz UTP RJ-45
CAT.5e 1Gbps 100MHz UTP RJ-45
CAT.6 1Gbps 250MHz UTP RJ-45
CAT.6A 10Gbps 500MHz UTP/STP RJ-45
CAT.7 10Gbps 600MHz STP ARJ45/GG45/TERA
CAT.7A 10Gbps 1,000MHz STP ARJ45/GG45/TERA
CAT.8 40Gbps 2,000MHz STP ARJ45/GG45/TERA

表の赤の部分のケーブルを使うのがBESTの様です。

さらに cat7のlanを買ってつけたのにも関わらず100mbpsしかでません なんて記事がみつかります。調べて行くと適切なシールド等を行わないとCAT7ケーブルを使ってもノイズが邪魔をしてかえって速度がでない場合がある なんて記事も出てきます。まあ、CAT7のケーブルは使ってないから違うかな~なんて考えながら…一寸 引っ掛かります。CAT7は帯域が高すぎてノイズが邪魔をして高速通信ができない….ならば 帯域が低すぎる CAT5 はどうだろう、この場合も通信出来ないのではないかと考えたのです。

ここで、MEC光の配線をした時から気になっていた事が私の頭をよぎりました。それは再利用した配線の種類です。ルーター → スイッチングHUB 間に使用した再利用配線が 他の配線に比べて細く、その貧弱さ から、私はこのケーブルがCAT5 (100Mbps用) ではないかと疑っていました。この時点ではケーブルの 種類を書いていないと思っていました。CAT5ならば、ケーブルは帯域不足のはずです。ならば、CAT6の良品に替えれば治るはずです。

ケーブルを疑った事自体は正解で ケーブルをCAT6 の新品に交換する事で直す事ができました。

(この後の詳細検討で分かりますが、この時 CAT5 と疑ったケーブルは CAT6A でした。つまり寧ろ 帯域が有りすぎてノイズが飛び込んでいるか、もしくは線が細くて経年劣化して、動作不良になっているという事になります。)

詳細検討

ケーブル新品交換で問題を解決できましたが、今後の為にもう少し詳細に検討して置きます。まず再利用された配線の正体ですが、ケーブルを端から端まで再点検して正体がわかります。

なんと、CAT6A です。そうすると、帯域不足ではない事になります。でもケーブルをCAT6 の新品に交換すると問題解決した事と合わせかつ 配線が細い事等も考えあわせて、ケーブルの経年劣化と考えるのが良いでしょう。帯域不足でも、経年劣化でも、いずれにして最適なケーブルに交換すると問題解決致します。

ついでにデジャブを感じる (過去に似た様なトラブルがあり未解決) 件についても再考して置きます。実はこの配線をばらして、今回のMEC光回線を作ったので、既に存在しません。さらに、今回再利用した配線が過去に似たトラブルを起こした配線なのです。なので、ケーブルの経年劣化があったと考えれば辻褄があいます。実は、それ以外に今回色々検討する中でもう一つ原因になりうる物を発見しました。LAN拡張コネクタです。トラブルを起こした部分かどうかは分かりませんが、このコネクタを使っていました。まず、ダイソーのLAN延長アダプタをギガビット対応にしてみるを見るとLAN拡張コネクタは 100Mbpsまでしか対応していない事になっています。 1Gbps対応にするには内部の線を”より線 “にする つまり、配線をねじるだけで良いみたいです。記事の読者のコメントでは最近売っている物は”より線”になっているみたいで 1Gbps でも使えるみたいです。では、”より線”ではない、従来の物が1Gbpsで使えないかというとおそらく使えたり、使えなかったりするのではないでしょうか。まさに自動で低速に切り替える?原因にぴったりです。すでに現物がないので、今となっては原因確定まではできません。いずれにしても

 LANケーブル や 使用部品を CAT6 相当 の 良品 に交換する事で解決する事ができます。

 

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